「祖母の遺品の古い着物、シミもあるし、売れないだろうから処分しようかな……」
ちょっと待ってください。古い着物やシミのある着物でも、種類や素材によっては値段が付くことがあります。捨ててしまってからでは取り返しがつきません。
この記事では、古い着物・状態の悪い着物がどこまで売れるのか、処分前に知っておきたい注意点をまとめました。
古い着物・シミのある着物は売れる?
結論から言うと、「売れる可能性は十分ある」です。理由は主に3つあります。
- 古い=アンティークとしての需要がある:大正〜昭和初期の着物は「アンティーク着物」として一定のファンがいます
- 正絹なら生地としての価値がある:リメイク素材・輸出用として、多少の難があっても買い取られることがあります
- シミは位置と程度による:着用時に見えない位置の小さなシミなら、減額はあっても買取自体は可能なケースが多いです
一方で、ウール・ポリエステル・化繊の着物や、カビ・破れが激しいものは値段が付きにくいのが実情です。それでも「まとめてなら引き取り可」という業者もあるので、仕分けは査定士に任せるのが賢明です。
処分前に知っておきたい5つの注意点
1. 自分で仕分けして捨てない
素人目には価値が分からない紬や作家物が混ざっていることがあります。「汚いから」と捨てる前に、まとめて査定に出しましょう。査定は無料の業者がほとんどです。
2. 自己流のシミ抜き・洗濯はNG
正絹の着物は水や薬品に弱く、自己流の手入れはかえって状態を悪化させます。シミがあってもそのまま査定に出すのが正解です。
3. 証紙・落款・付属品を探しておく
古い着物ほど、証紙や落款が価値の決め手になります。タンスの引き出しや、たとう紙の中に端切れ・証紙が残っていないか確認しましょう。詳しくは証紙・落款の解説記事へ。
4. 遺品の着物は相続人と相談してから
遺品整理で出てきた着物は、家族・相続人と相談してから売却しましょう。あとから「形見に取っておきたかった」というすれ違いが起きがちです。
5. 「無料引き取り」と「買取」を区別する
リサイクルショップの「無料引き取り」に出すのと、専門店で「買取」してもらうのでは手元に残る金額が違います。まず専門店の査定で値段が付くか確認し、値が付かなかったものだけ処分する、という順番がおすすめです。
古い着物こそ「着物専門の査定士」に見てもらう
古い着物の価値判断は、専門知識の有無で結果が大きく変わります。アンティーク着物の需要や生地としての価値まで見てくれる、着物専門の買取店に依頼しましょう。
売り方に迷ったら出張・宅配・店頭買取の比較記事、業者選びは着物買取業者の選び方を参考にしてください。
まとめ
- 古い着物・シミのある着物でも売れる可能性は十分ある
- 自分で仕分け・処分・シミ抜きをせず、まとめて無料査定へ
- 証紙・落款・付属品があれば必ずセットで出す
- 値が付かなかったものだけ処分する順番が損しないコツ
